とらぶるとらべらーず

なぜネット選挙は盛り上がらないのか

こんにちは、つじぼう(@ahina)です。
少しお久しぶりです。

参議院選挙選挙の公示が今月4日にされてから、私は病院のベッドの上でiPhone片手にネット選挙がどう動くか観察しておりました。

結論からいうと今回の参議院選挙は、ネットの影響はほとんどないと言えそうです。
なぜ殆どないと言えるのか?
そう言えるポイントが3つあるのです。

1:ソーシャルメディア世代と政治的関心世代の乖離
ネット選挙が解禁されることで一番恩恵に預かれるのは、ソーシャルネットをいち早く使う若者世代です。
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(ソーシャルメディアの利用状況 : 平成23年版 情報通信白書 – 総務省)
この統計は総務省の情報通信白書から引っ張ってきましたが、平成23年なので今の状況と少し変わっているかもしれません。

しかし、ソーシャルネットの使用状況を見ると、30代から上の世代はソーシャルメディアを現在使っている率は急激に下がり40代で約35%、50代で約27%、60代で約22%になっています。
一方10代20代は60%以上と多くの人がソーシャルメディアを使っていることになりそうです。

さてもう一つグラフを見てみましょう。

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(財団法人 明るい選挙推進協会)
データ及び図は財団法人 明るい選挙推進協会からお借りいたしました。
こちらは年代別の投票率の推移ですが、ご覧のように衆議院でも参議院でも20代30代の投票率の低さが伺えます。

この2つのことから何が言えるか。
それは、ネットを得意としソーシャルメディアに慣れている世代は政治的関心が低ということです。
逆に、政治的関心が高く投票率が高い世代はソーシャルメディアに慣れていないとも言えます。

2:ネット情報は自分の関心のあることしか受け取らない

今までの選挙は公共性のあるメディアからしか情報を受取ることができませんでした。
有権者はテレビ等の情報だけが便りになり、その伝達方法は一方的であり断片的でした。

しかし、今回からのネット選挙は候補者自ら情報を発信することができます。
しかもソーシャルメディアは今までのオールドメディア(レガシーメディア)ではありえなかった候補者と有権者を直接繋げることできるようになったのです。

これは素晴らしいことだと思います。これだけでもネット選挙を解禁して良かったと思います。
ただ、ソーシャルメディアに問わずネットというのはある特性があります。
それは、自分の関心のある情報しか受け取らない、という習性です。

あなたがYahoo!で検索することは、あなたが関心を持っていることで、関心のないことは検索しないことでしょう。
私はツール・ド・フランスが好きなのですが、今この画面を見ているあなたはツール・ド・フランスを検索してはいないでしょう。(多分…)

このようにネットというのは双方向であるがために、能動的に政治の情報を集めない限り全く政治の情報を避けることが可能なのです。

3: 候補者がしっかりとした情報受信(発信)をしていない
実はこの3番目が一番重要で、今回の選挙でネット選挙が盛り上がらないもの候補者がしっかりとした情報受信(発信)をしていないという所が大きいのです。

上記の1や2は環境要因でネット選挙が盛り上がらない原因の1つではありますが、大切ではありません。
ネットに慣れてる世代が年をとれば多くの世代でソーシャルメディアの普及率も上がるでしょう。
また、選挙のポータルサイトができてば、多くの人に見てもらえるでしょう。
これらは簡単に解決できる問題なのです。

しかし候補者は違います。
候補者がしっかりとした情報受信(発信)ができないのは候補者の政治的能力が低いからです。
争点がないなんて、本当でしょうか?
国民の声を聞けば、この国をどうして欲しいか、そこら中に情報が転がっているではないですか?

先ほども説明した通り、ネットの世界は自分の好む情報しか集めません。これは候補者も同じです。
自分の好みとは違う情報を集め、有権者が今何を考えているのか徹底的に分析し、メディアを通じて発信しなくてはなりません。

今回の参議院選挙はそれができていません。
自分の埼玉選挙区の候補者を見てましたが、ただの広報にしか使ってなさそうです…
こんな使い方では、一生ネット選挙は普及しないでしょう…

ただ今回はダメでも3年後、5年後、10年後はまた違った形になると思います。
また国政選挙より地方選挙のほうが地域密着でネットと現実の乖離が少ない分、ネット選挙が有効になってくると思います。

ではまた。



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