【動画編集の面白さ】少ない素材でもエフェクトとリタイミングで面白くなる

動画編集

写真と映像の一番の違いは何でしょう?

理論的に言えば、写真は非連続、つまり露光時間分だけを切り取るので静止画、映像は連続的で、被写体に動きがあるので動画と言えます。
どちらも表現であることは変わりないのですが、動画は写真に比べると予め時間という概念が埋め込まれているのです。

つまり何か変化があって初めて映像といえると言うことです。

置物を何時間撮っていても変化がなければ、それは写真で十分です。写真でできることをわざわざ映像でする意味はないのです。

なので動画で大切なのは『動く=変化する』ということだと思います。
動画編集においてもそれは変わりません。
代わり映えのしない映像なら、カットする、エフェクトをかける、タイトルやキャプションをつけるなど、ありとあらゆる技法を使って動画を変化させることで、動画は映像として作品になっていくのです。

例えば、長いけど、単調な動画はどうでしょうか?
短時間ではわからないような植物の成長や、花の開花、変化はしているのだけど、長いので飽きてしまいます。
それを見やすくしてあげるのが、動画編集の醍醐味であり、面白さなのです。

以下の動画は横浜のコスモワールドに行った時に、薄明かりの時間から空が暗くなるまで20分にわたり撮り続けたのを、編集し、32秒という作品に仕上げました。

これは、長時間撮ったものをタイムラプスという方法で微速度動画(早回し)にして、さらに、時たま逆再生をすることで音楽に映像を合わせています。
動画には写真にはない要素として音声が挙げられます。
この動画も、映像作品ではありますが、音楽がありきで、音楽に合わせて動画を編集しているのです。

少ない素材でも、エフェクトとリタイミング(タイムラプス+逆回し)で、このような面白い表現もできるのが動画です。
時間はかかりますが、このようなことができるのが映像編集の面白さでもあるのです。