PanasonicがAndroid OS 4.4でLTE対応、1インチセンサーを搭載した「LUMIX DMC-CM1」を発表

Android

パナソニックは15日(現地時間)、ドイツ・ケルンで開幕する世界最大のカメラ展示会「フォトキナ2014」でAndroid OS 4.4搭載でLTE通信対応、1インチセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-CM1」を発表しました。

dmc-cm1

スペック
スクリーンショット 2014-09-16 10.08.54

Androidのスペックでは

  • OS: Android 4.4 KitKat
  • CPU: Qualcomm Snapdragon 801 (MSM8974AB) Quad-core 2.3GHz
  • GPU: Adreno 330
  • RAM: 2GB
  • ROM: 16GB

と十分なスペックを兼ね備えています。

カメラでは、

  • カメラ (メイン/背面): 20MP 1インチ MOS センサー 28mm F2.8-F11
  • カメラ (サブ/前面): 1.1MP
  • レンズ: F2.8/ 28mm Leica DC Elmarit
  • ISO 感度: 200-25600 (拡張ISO 100)
  • ストロボ: LED フラッシュ
  • ビデオ: 4K (Ultra-HD) 動画撮影対応
  • MicroSDカードスロット SDXC対応 最大128GB

となっており、特に1インチセンサーは画質に定評があるFZ1000のセンサーと同一のものを使っています。
35mm換算の焦点距離は28mmで扱いやすい画角となっており、レンズの明るさもF2.8と十分明るくなっております。

4K撮影は残念ながら15FPSみたいなので、ちょっとカクカクしてしまいそうですね。

面白いなと思ったはLUMIX Phoneと発想が逆なことです。
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超懐かしいP-03C

ケータイの一部機能であるカメラをLUMIXチームが開発に入ったのが、P-03Cでした。
でもDMC-CM1は型番から分かる通り、カメラを開発して、そこにケータイ(Android)の機能を持たせたんだと思います。

主従関係が逆なんです。

今でも、そういう機種がなかったわけではないんです。

NikonのCOOLPIX S800cはカメラメーカーが作るカメラ主体のAndroidだったわけです。
s800c

が、これは一部ギークを除いて売れなかった。
Androidの性能が悪すぎたし、カメラとAndroidのOSが2つ存在して、カメラではなく『キメラ』だったんですね。

今回のLUMIX DMC-CM1はカメラの性能はスペック上では十分でしょう。
Androidの性能も不安要素はありません。

スマホとカメラは相性がいいので、スマホで負けてる日本のメーカーには是非頑張ってもらいたいものです。
(通話もできるそうです。型番はカメラ、機能はスマホですね。)

作例